今自分が大切に思っているものよりも素敵に見えるものに心惹かれることになえいそうです。しかし、その思いは長続きせずに冷めて行き、再び元の価値観に戻ることになるでしょう。

同じ毎日に慣れてしまいますと何もかもが当たり前になってしまいます。少々のことではハートがときめくことも無くなってしまうかもしれない。心に迷いが生じる時ってそうした心の隙間を突いて来るのです。

それまで自分が大切に思っていたものもふとした拍子に色褪せて見えてしまうことがあります。そうした時にキラキラと輝く他のものに目移りしてしまうんです。「あぁ、なんて素敵なんだろう」と心は騒ぎ出す。

しかし冒頭に書きましたように、そうした想いやときめきは短命に終わります。だったら、最初から余計なものが見えないように視界を遮り自分を制限して生きた方がいいのでしょうか?

様ざまな意見があるでしょうけど、わざわざ視界を遮ったり自分の気持ちに蓋をすべきではないと考えます。その部分だけを見たなら遠回りにも見える一つの体験。最後は元に戻ることになったとしても「腑に落ちる」とか「納得する」という、他では得られない大切な気づきに繋がったはずです。再び同じ毎日に戻ることになってももう心に迷いは起こりません。

大切な自分の人生なんだから常に人目を気にしなくていいのです。常にソロバンを弾き、どうすべきかを考えながら生きるのは程々にして、失敗を怖れず自分に正直に生きてはどうでしょう。中途半端にくすぶって生きるよりも、その時その瞬間を完全燃焼すべきなんです。