生きて行く上で呼吸をするという動作はなくてはなりません。寝ている間の無意識の中でも勝手に呼吸は起こっていますし、意識的に呼吸することも出来る。当たり前のことなんだけど胸が空っぽになるまで息を吐きつくすとたくさんの空気を吸い込むことが出来、少ししか吐かないと少ししか吸い込めないのです。

吐き出す息と吸い込む息の量は常に同じ。この原理を100も承知しているはずなのに、日常生活の中では私たちは「より多くを得よう」と受け取ることばかりに意識を向けてしまいます。

その反面、出すこと(=放出すること)には消極的です。出すと減ってしまうと思ってしまうからでしょうか。それとも出す(=放出)ことは損だという誤った思いを抱いているからかもしれません。

呼吸する場面を思い出してみましょう。吐き出した呼吸の量だけ新鮮な空気を吸い込むことが出来るんです。胸に溜め込んだ息を吐き出すのは嫌だけど、もっとたくさん息を吸い込みたいという理論が誤りであることに気づきます。

人間対人間のエネルギーの交流も同じ。互いに送信と受信の働きがスムーズに働いていてこそ快適なエネルギー循環が生まれだします。

心を閉ざした人が近づいてきても楽しくありません。相手から心地よいエネルギーを受け取ることが出来ないからです。バンパイアのように一方的にネルギーを抜き取られてぐったりということもあるだろうし、逆にこちらから意識的にエネルギーを送り込もうとしても相手が心を閉ざしている為、受け取り拒否のように拒絶されてしまうこともあります。

呼吸がスムーズに続かないと胸のあたりが苦しくなるように、対人関係においても両者のエネルギーがスムーズに循環しない場合は息苦しく感じ不快です。ですからその人から一刻も早く離れたいという意識が生じるのです。

一時も止まることなく呼吸が継続するように、ハートから発信されるエネルギーと受信しようとするエネルギーの流れも閉ざしてしまってはなりません。

心を許し合える人との出会いが無い、ときめきの体験やこれだと思えるチャンスがなかなかやってこないのは、知らず知らずの内に自分で自分のハートを閉ざしてしまっている為かもしれません。

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