私たちは人と出会いお茶を飲んでお話をしたり一緒に食事をして楽しんだりする機会があります。ただの成り行きの場合もあるでしょうけれど、その人とは何かの縁があったのです。

恋人が出来た時「大切な恋人があなたから離れて行ってしまわないようにしっかりと捉まえてなきゃダメだよ」と人から言われることがあります。

でもいくら好きになったからってその人は自分の所有物ではありません。もしも相手が自分から離れて行ってしまう日が来たなら「今までありがとう」とお礼を言い送り出してあげるのがいいと思います。みなさんはどう思いますか?

恋人が離れて行かないように縄で縛ってくくりつけておきますか?それとも「去って行かないで」と泣きながらしがみつけばいいのでしょうか。

恋人だった人との縁が薄れ距離感が生じてしまったのです。ジタバタあがくことで二人が離れていくタイミングを遅らせることはできても離れてしまった心を元に戻すことはできません。

幸せを掴んだなら絶対に手を放しちゃダメというフレーズもよく耳にします。気持ちはわかるし言わんとしていることもよくわかるんだけど、訪れた幸せは味わい楽しむものであって、しがみつき執着すべきものではありません。

自分に訪れた幸せを実感し幸せと共にあるって時には大いに幸せを堪能すればいい。しかし長い人生の中ではそうした幸せが去っていく時だってあるのです。

人生は川の流れと似ています。ひと時も同じではないのです。私たちは川の水面に浮かぶ木の葉と同じです。いくらジタバタしたって気力と体力を限りなく消耗するだけで何も変わりません。流れに身を任せ流れのまま進み行くのが最も自然な姿なのです。

過ぎ去った過去をいつまでも振り返らなくていい。与えられた毎日を大切にしましょう。今キラキラと輝いて生きることに全力投球しましょう。


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