パソコン椅子のひじ掛け左の肘をついて左手の手のひらは力を抜いてだらんと下に向けていたのですが、急に手話のように指が動き出し言葉を語り出しました。内容は「思い切って入り口を引き締めることが自由と解放につながる」のだそうです。

こういう場面にはもう慣れていますから「へー、そうなの」と思ってそれでおしまいになりますが、知らない人がその一部始終を見ていたならきっと頭のおかしくなったジジイに見えることでしょう。

ただ単に手のひらを取り巻く空気のバイブレーションを直接手のひらや指の感覚で感じている時もあれば深い意識の部分が何かと繋がって交信が始まった時にその内容を翻訳してくれている場合もあります。

「思い切って入り口を引き締めることが自由と解放につながる」つまり、いい人ををアピールするために何でもかんでも受け入れなくていいってことを言っているのです。

受け入れがたいと感じたものやどうでもいいものに対しては「NO!」と意思表示してきっぱり断るとかドアを閉めて遮断するくらいでちょうどいい。

それが後々の自由と開放につながるのです。逆に言うなら、意に沿わないことやどうでもいいことまで無理して引き受けたり受け入れたりし続けていたなら、後々になって拘束と制限に見舞われることになるのです。

もっと簡単に言うなら「無理してまでいい人を演じていたら、後になってしんどくなって身動きがつかなくなってしまいますよ」ってことです。


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