童話の中の話だけど、小さな一寸法師だって針を武器にして集中すれば巨体の鬼を倒すことが出来ました。一般人の私たちも的を絞り込みありったけの力を限られたポイントに集中することが出来たなら並はずれたパワーと推進力を獲得できるはずです。ここでは「絞り込み」と「集中力」がモノを言います。

しかしいくら目的や方向性を絞り込もうと努力しても、気持ちが分散してしまい全く絞り込めない時があります。絞り込みが出来なければ当然集中だって出来ません。

心は焦るんだけど、焦れば焦るほど冷静では無くなるわけですから的を得た絞り込みなんて出来なくて当然。

今朝の気脈メッセージは「まずはこれから進み行く方向性を絞り込んでみよう。しかしそれ(=絞り込み)が叶わぬ時は全てから解放され自由に振る舞うことが必要だ。」です。

人それぞれに独自のバイオリズムの中に生きている訳ですから絞り込みが出来る時もあれば出来ない時だってあります。その一時的な結果だけ見て一喜一憂したり焦ったりしなくていいのです。

絞り込めないことに焦る必要はなく、むしろその全く逆を行きましょう。例えば何の拘束も制限も無い「のんびりゆったりモード」の中で気ままに自由に振る舞ってみるのです。

焦ったって何も得られない訳ですから、もうその時は完全に開き直って何もかも吹っ切るんです。その余裕の行動と解放感がカンフル剤となってその後の大切な場面で功を奏することになります。

「押してもダメなら引いてみな」って言葉があるじゃないですか。人生絵に描いたようにスラスラ上手く進めない事の方が多いのです。がむしゃらになる時は積極的にそうすべきなんだけど、時には完全に力を抜いて自由に振舞い次のタイミングに備えるといった心の余裕を持ちたいものです。