明日香天翔の気脈診 : 程よい距離を保つメリット

好きになった人とは少しでも近づきたい接近したいと思うのは人情です。でもあまりにも相手に近づきすぎると、相手がどんなに素敵な人であっても見たくない部分や知りたくなかった側面も一緒に見えてしまう。

それでも好きなんだから全然構わないって思う人もいるだろうけど、相手からもこちら側の見て欲しくないところまでしっかり見えることになるのを忘れてはなりません。

絵画も顔がくっつくほどの至近距離から見るのではなく、２～３歩下がって少し離れた位置から見るのがいいと言われています。人間関係でも同じなのではないでしょうか。相手と程良い距離を取るのはとても大切です。

でもそうはいかないことだってある。好きになった相手とついに一線を超えてしまったとしましょう。「よっしゃぁ～これでさらに親密な関係に・・・」なんて思っていたら、とんでもない。結果はその逆だったなんてこともよくある話で、現実はそんなに甘くないのです。

急接近したおかげで、さらに互いの内に秘めた魅力をアピールできたなんてこともあるだろうけど、冒頭に書きましたように、相手のシークレットだった部分が消え失せ、見たくない部分や気に食わない側面ばかりが目につくようになり一気に気持ちが冷めてしまって関係が終了することも珍しくない。

思い悩んでも仕方ありません。こうなってしまったなら「もう一度やり直さない？」なんて提案も無意味だと思ったほうがいいでしょう。縁がなかったんだなとできるだけ早く吹っ切ることです。