私は学生の頃、白浜の音楽事務所の寮に下宿しました。夕方から4〜5時間バンドマンの仕事をするのが日課。夏場は毎日朝から海に出かけ水平線に向けて力の尽きるまで泳ぎました。

でも、泳いでいる途中でたまにこむら返りが起こりその痛みに悶絶しました。こむらがえりとは、突然ふくらはぎに起こる筋痙攣のことです。

海岸からは1000メートルも沖へと泳いでいってますから、足はつかないし、だれか助けを呼ぶこともできません。頼れるのは自分だけ。

水泳中にこむら返りが起こったためにパニックになって溺れる人が多いんです。全身に力が入った途端に体はぶくぶくと海中へと沈んでいく。息が苦しくなって手をバタバタするんだけど、浮き上がることはできずイヤほど海水を飲み込み体力も尽き果てそのまま終わってしまうのです。

komula
 ▲この画像は環境Gooさんからお借りしています

ある日私は泳いでいる途中にこむら返りを起こし海中にズルズルと沈み行く中で、とっさに全身の力を抜き、膝を曲げ足の親指を強く逆さに反らしてこむら返りに対処し事なきを得たのです。なぜ冷静なまでにそんなことができたのかは今となってはよくわかりません。

それ以降、泳いでいる途中に自分に何が起ころうとも恐怖がなくなりました。こむら返りを治すことができるようになったのもあるけど、全身の力を完全に抜いたら嫌でも浮き上がることがわかったからです。

恐怖は緊張を作り出します。死に対する恐怖ともなれば一段と体がガチンガチンに硬くなり水中深くへと沈んで行き、怯える自分を本気で滅ぼそうとする。

でも何かのきっかけで恐怖が消えた途端に体中の力が完全に抜け、じたばたしなくても勝手にスーッと水面まで浮かび上がるのです。自由に呼吸だってできる。

そうなると海は敵じゃなくて自分の体の一部のように愛おしい存在にさえ思えます。先ほどとは反対に自分を生かそうとしている大自然の愛の働きに気づくことになりました。

私はほんの2〜3年の間に、人が一生かけて泳ぐ時間や距離をその何倍も泳ぎ切ったと思います。その中で恐怖は緊張を生み出し自分を破壊する働きに繋がり、開放は愛であり自分を生かす働きに繋がることを、理屈じゃなくて海で泳ぐという体験の中から学んだのです。


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