ストレスとは私たちの精神や肉体に起こる干渉現象のことです。干渉というのは共鳴に対する干渉です。音程で言うと和音に対する不協和音。昨日はストレスは早めに解消しましょうというお話を書きました。今日は違った角度で考えてみます。

同じ条件で同じ立場にありながら、一つの出来事をズッシリとストレスに感じる人と平気な人とがいます。この差は一体何なのでしょう。私は「許せない」「受け入れられない」という思いが強い人ほどストレスが多いのではないかと考えています。「許せない」「受け入れられない」という思いは不平不満、怒り憎しみ恨みの感情を引き起こします。脳波は荒くなり胃も真っ赤に充血することでしょう。

「許す」「受け入れOK」となると火花を散らす干渉現象は起こりませんからストレスにはならないのです。こんな文章を書きますと「私は相手のことや出来事を許し受け入れようと努力したけど、少しもストレスは軽くならない。」と思った人もいるでしょう。「許そう。受け入れよう」と懸命に頭で思っても心が「許せない」「受け入れられない」といつまでも頑固に踏ん張っているのです。

心って厄介ですね。いくら賢い頭と優れた知識を持ってしても、心がつぶやく「却下じゃ。」のひと言でガタガタと崩壊です。しかしこうして弱点を絞り込んだなら効率よく改善することも出来るはずです。不可能を可能にする為には自分の心にコントロールされるのではなく、自分が主体となり自分の心をコントロールできるようになることです。

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