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見てきましたよ。マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」。この映画、泣いても笑っても今週の27日(金)でおしまいなのです。映画館で見れるのはラストチャンスかもしれません。放送作家の川上ともこさんが、先月末にご自分のブログにてこの映画を絶賛されていたので、注目はしていましたが、マイケルのことをそこまで好きだったわけでもなかったのと若い年代層の方々のハートを揺さぶる映画なのだろうという思いがあり、一歩引いていました。

しかし、最近、小説家の加治将一さんが、「THIS IS IT」を見て大いに感動し、マイケルのことを長い間誤解していてごめんなさいと謝りたいとまでブログで絶賛されていたのです。熟年のお父さんが見ても感動できるのなら私もぜひと思い立ち、速攻でネット予約をして見に行ってきました。

祭日だった為か客席はほぼ満席。観客は30代から40代の女性が多かったようです。さて、映画が始まりましたが映像の美しさやサウンドのリアルさにも大満足でした。ロンドンのO2アリーナで行われる予定だった幻のライブを別枠で見せてもらったようでした。

見事なまでにステージ全体に溶け合ったマイケルの歌と踊りは、透明の矢のようにスーッと胸を貫き、その瞬間に客席で見ている私たちも画面に映し出される華やかなステージエネルギーと同化し、まるで無重力になっているかのような錯覚に陥ります。私は若い頃、ロック系の歌手達のライブやTV放送などの裏方をしていた時期があり、パワフルなリハーサル風景とかの舞台裏の映像にも心はときめきました。映画が終了しエンディングミュージックと共に延々と字幕が流れますが、誰一人客席を立とうとしません。マイケルって完全燃焼して燃え尽きて地球を覆おう大気の中に微粒子となって分散してしまったんだなと改めて思いました。

Michael-Jackson


ビートルズを超えるGSが長年経っても現われないのと同様にマイケル・ジャクソンを超えるスーパースターはもう現われないかもしれませんね。音楽ファンにとってはとても惜しいことだったと思います。

映画を見て、家に帰り6月30日のブログで書いたマイケルの記事を今読み直してみて、私も加治さんと同じようにきっとマイケルを誤解していたのだろうなと感じました。何ヶ月が経ちますと、過去に書いたブログの内容などすっかり忘れてしまっています。今回見た映画と少し重なる部分がありますので再びご紹介します。点線以下は6/30記事からのコピペです。

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『僕は自分の振舞いについて多くの人たちに話した。それは、一つのこだわりに聞こえただろうけど、決して偏ったものではなく全体の凝縮なんだ。

独自の表現を大切にする為に、そうでないものを既存の形のままでは受け取らないことを選んだだけで、否定していた訳じゃない。すべてのバイブレーションは僕の表現の中に形を変え生きていたんだよ。

僕の歌から全く異なった意味を受け取ってくれてOK。それはあなたのハートとの共鳴だ。 もう悲しまないで。死はエンディングじゃなくて開放なのだから。 僕の魂は24時間、目を開いて、何かに特定することなく、いつも広く全体を感じていることを選んだようだ。何の問題もないよ。もうくたびれて眠る必要は無いんだからね。』

  

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