自分の身体をクライアントさんの身体と同調させ、患部や問題点を見つけ出すヒーラーさんがいらっしゃいます。意識が繋がっている間は、クライアントさんの身体と同じ部分が痛かったり不調になったりします。不思議です。

しかし、振り返ってみますと私たちにだって、この「共振する」といった機能は、しっかり備わっているように思います。目の前に居る友人が込み上げる感情を抑えきれず、突然、大粒の涙をポロポロ流す時、こちらのハートにもその感情の振動がダイレクトに伝わって来て、胸が締め付けられ甘酸っぱいような独特の雰囲気が喉まで上がってくる時があります。

3日前のワークショップの会場でも、同じような現象が現われました。クライアント役の人を決め、前に出ていただいて椅子に腰掛けてもらいます。参加者全員でその人の全身から発信されている気脈を読み取り、受け取った内容を順番に発表します。

クライアント役のA子さんのエネルギーを鑑定していたCさんは、A子さんの胸から喉にかけてのエネルギーが気になり、意識をあわせていたところ、「悲しみ」というシグナルを受け取ると共に、体が反応し、涙がこぼれ出し、言葉が詰まってしまいました。A子さんは無言で座っているだけですし、少しも悲しいお顔をされてるわけでもありませんので、知らない人が見ていたなら、きっと不思議な光景です。

この場面では、鑑定者の役、クライアント役に分かれて両者で会話するといった設定でしたので、CさんはA子さんに尋ねました。「最近悲しい思いをなさったのではありませんか?」A子さんはしばらく考えた後「実は・・・・でした。」と、心を開いてお答えになったのです。これはもう完璧ですね。横でずっと拝見していたのですが、何も申し上げることはありませんでした。



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