気脈診のワークショップに参加したなら直ちに開眼開花することができるのかという意味の質問をよく受けます。満水状態のダムをダイナマイトで爆破して大量の水が溢れ出すような一気の変化が起これば手っ取り早いのですが、生身の肉体ではそれは困難であり1日では難しいとしか申し上げられません。

「何だ、つまらないなぁ。」と思われるかもしれませんが、気功や東洋医学の脈診が1日や2日の研修で全て何もかも身につきますか?それらの技を覚えた後も、たゆまぬ努力と経験が必要なはずです。そうした理屈と同じだとお考えください。次の日から開業することはまずできませんからお間違いなきよう宜しくお願いします。

ただし、気脈診のワークショップでは頭が痛くなるような難しい理論を聞いたり覚えたりをしません。簡単な説明の後、初日からいきなり実践ロールプレーイングを行います。「そんなので、本当に出来るの?」と思われるでしょう。東京では既に気脈診1,2,3のコースが終了していますが、何人かの方は私なんかより優れた潜在能力を持ち、いきなり深い洞察力と解析能力を発揮されました。

ワークが進むに従って会場の場のエネルギーが変わり、独特の環境が形成されます。そうした環境の中では、普段は否定していたり硬く閉ざしている心も柔軟になり開き始めるのです。そうなりますと、しめたものです。いつもならピンと来ない目に見えないエネルギーをはっきりと感じることが出来るし、その意味さえ判断できるのです。不思議ですね。一人で練習していてもなかなかうまく行きませんが、こうした環境の中に身を置くことで気付きの速度を一気に加速させることができます。

ワークショップでは「エネルギーが体感でわかった。」「体感したエネルギーに意味づけが出来た。」といった体験を参加者全員にしていただきます。これさえ出来たならもう100点なんですよ。自己体験は1000の難解な理論に勝ります。どうしてもうまく行かない方には、個別に体内の気詰まりを取り除く処置をし、潤滑にエネルギーを受け止めることが出来るようにその場で出来る限り協力しますのでご安心ください。ワークショップではあえて難しい理論の記憶はしません。記憶こそ命とばかりに火星人みたいな大頭になりますと知識や思い込みに依存し、目的を外してしまうからです。

気脈診のワークショップで手にするもの。それは針くらいのサイズの小さな堤防にあいた「穴」かもしれない。しかし、満ちた水はその穴から1滴ずつ溢れ出します。やがてちょろちょろと流れ出て穴は一段と広がり、最後には大量の水があふれ堤防は崩れ去り、自分のアンテナを遮る障害が無くなるのです。でもその為にはワークショップが終わってからもたゆまぬ努力を継続していただく必要があります。じゃないと、折角開いた小さな穴も再び閉じてしまいます。

 矢印下 矢印下
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