小学校を卒業する児童に向って在校生や教師や職員たちが口をそろえて言いました。「おーい聞こえるかい? 中学校、そして高校へと進みたくないのだったら、ずっといつまでもこの小学校の片隅に居てもいいのだよ。私たちはそれでも全然大丈夫。もし中学校に進学しても、小学校に居る私たちのことをいつも大切に見守ることを約束しておくれ。そして小学校に頻繁に戻ってくることを優先してちょうだい。いいね、絶対だよ。こちらはいつでも大歓迎のウエルカム。先のことなどどうでもいいじゃないの。この世で一番大切なのは、何てったって私たちの居るこの小学校なんだから。それはわかってるよね?」

例えとして書きましたのでこんなことは現実にはまずありえませんが、心暖まる美しい話だと思いますか?とんでもありません。通常、児童は小学校を卒業し中学、高校へと順に進学するのです。人によってはその後、専門学校や大学を経て就職する場合もあるでしょう。そのそれぞれの過程で学び、経験を積み成長進化の道を歩みます。小学校に居る人たちが、卒業する児童との別れを惜しんで、いつまでも小学校に引き止めようとするのは愛ではなく、ただの執着です。

勘のよい人は私が何を言いたいのか、もうお分かりでしょう。そうです、人の魂が進み行く流れもこのプロセスと同じ。肉体を離れ、この世を後にした魂は小学校を卒業する児童の立場と同じです。肉体を離れた魂は、四柱の神々の働きによってきれいに浄化された後、次のステージへと進み順を追って進化発展を遂げるのが一般的な流れです。せっかく旅立ちを決意した魂の足をひっ捕まえて、いつまでもこの世に引きとどめようとしていませんか?それは愛ではありませんよ。執着の思いからは悩み苦しみしか生まれません。考え方を転換してみませんか?笑顔で次のステージへと見送って差し上げてください。それは旅立つ魂の為であり、あなたの為でもあるのです。


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