明日香天翔の気脈診

数歩前進した所で立ち止まり、しんみりとした面持ちでスタート地点を振り返る人の姿を感じます。今朝の気脈メッセージは「一旦進み出したなら、もう後戻りはできない」です。

このメッセージには二つの意味があります。一つは、向こう見ずにスタートしてしまったならもう二度と元には戻れないのだから、よく考え納得してから行動した方がいいという意味。もう一つは、立ち止まっている限り進展は無いし何も進まない。あれこれ考えず、もう後戻りができない状態にまで自分を持っていってしまうことがこの先積極的に前進していく為の秘訣だという意味です。

昔の花嫁さんは嫁入りの日に、両親に今までの恩に対して挨拶をした後、「もうこの先、二度と実家の敷居はまたがない」と心に誓い嫁ぎ先へと向かったものです。古い考え方だと思う人が多いでしょうけど、逆に私は斬新だったと思います。何かあったら元に戻ればいいといった甘えた気持ちはきっぱりと捨ててしまった方がいいのです。

数年前、ウィリアムレーネンさんのハワイでのイベントで一緒になった一人の女性から興味深い話を聞いたのを思い出します。イベントに申し込もうか、また次の機会にしようかと迷いに迷った結果、もう面倒になって「えーい！どうにでもなれ」と勢いよく申込ボタンを押してしまったらしい。

イベントに参加するには、その日から目の前に立ち塞がる色んな課題をクリアしなきゃならなかったんだけど、不思議とそれらは次々に解消していったらしい。その後、この先行くことになるハワイの大自然のエネルギーと繋がったかのように、今までにない経験の無い感覚が脳内やハートに独特の体感として起こり、何気ない日常生活の中でも不思議な変化が早々と起こり始めたんだそうです。「私のハワイでのイベントは出発前の日本にいる時から既に始まっていたんです」とおっしゃっていました。

意思決定をし一歩踏み出したことで未来のエネルギーと繋がったのでしょう。未来と繋がるということは、未来に訪れる特定の場所や出会う人や、その時ハートに起こる反応と何らかの形で回線が繋がってしまう先取り現象です。初めて来た場所なのに何だか初めてでないような気がするとか、初めて出会う人のことを前から知っていた人のように感じるということも珍しくありません。

今朝の気脈メッセージは「窓を開ければ明るくなるが、窓を閉ざせば暗くなる」です。すごくシンプルなんだけど、じっくりと受け止めてみると結構意味深いところがあります。

まず、私たちは薄暗い部屋の中にいるという前提が語られている。大きく窓を開けたなら太陽の光が差し込み、部屋全体が明るくなったような気がするが、太陽の光に照らされ反射しているだけであって、一たび窓を閉ざしたなら薄暗い部屋にいる影の薄い自分に逆戻りしてしまうということです。

明るい部屋で過ごしたいなら、大きく窓を開け明るい光を受け取ることに尽きます。そうすることによって、あなたも、あなたが居る周り全体も明るく輝くことが出来る。しかし、やがてその明るさに慣れてしまい、明るいのが当たり前になって、かつて胸に抱いていた感謝や喜びの心も失い、窓が閉ざされてしまうことになったなら、再び暗闇に戻ってしまうのです。

最近ブログでよくお話しするハートを開くこともそうした流れの一つかもしれません。ハートに流れ込む光があなたを明るく輝かせるのです。

もう10年くらい前の話になりますが、気脈塾という名のリーディングの勉強会を月一回のペースで開いていた時がありました。ここでは参加者全員で思いつく限りのいろんな挑戦をしました。

世界的に有名な絵画が紹介されている写真を見て絵から感じ取れるエネルギーを言葉にして表現するという練習。これだけではそれほど珍しいことでは無かったんだけど、今も心に残っている「とんでも体験」はその絵が製作されている数百年前に意識を合わせ、絵の前に筆を持って立っていたであろう画家の姿をイメージし、その人物と意識を合わせることによって何でもいいからエネルギー的な情報を読み取るといった超難解なチャレンジ。

こんな話を書くと、「馬鹿らしい。そんなこと出来る訳がないだろ」と反射的に思う人がほとんどだろうけど、何事も頭から出来ないと決めつけることは、自分の無力を宣言することであり否定しか生み出しません。

絵の前に立っていたであろう何百年も前の画家のエネルギーのリーディング。確かに困難を極めましたが、もしも自分を信じ切ることが出来たなら奇跡だって起こせるんです。参加者全員が自分に起こるかもしれない1％の可能性を信じ本気になって取り組みました。あの頃はよくやったなと今でも思います。

すると一人の参加者に不思議なことが起こったんです。絵が製作されている時の部屋の空気や画家本人のエネルギーに意識を同調が出来た途端に軽いトランス状態になり、意味不明な言葉を早口で話し始めたのです。どこの言葉かもわからないし早口で聞き取れない。色々質問をしながらその内容を確認しました。

周りにいた人たちは驚いて全員目が点になりました。今でも記憶に残っているのは、画家が取り組んでいた当時では画期的な発明であった動力機械を設計していることやその過程での夢や苦労話、親しい友人の紹介や友人との人間関係についての話などです。

普段は自信の無いことに関してはあまり積極的に話したり表現したりしないタイプの人だったので、この突然の豹変ぶりには驚きました。後で本人に確認してみたんだけど、エネルギー的に感じたことをいつものように言葉で話し始めた途端に、どういう訳か次から次へと喉をついて言葉が出てきて止まらなかったようで、夢中になって話し終わった時には話した内容はほとんど覚えていなかったとのことでした。

何故とかどうしてという疑問は起こりませんでした。起こるべきことが必要があって起こったのでしょう。その話の内容が数百年昔に展開された歴史的な事実と照合して本当だったのかどうかも確認のしようがありません。

一つの方向を指さし果敢に突き進むも、胸のあたりには左手で何かを大切そうにしっかりと抱き続ける人の姿を感じます。この光景は「やるべきことは徹底してやろう。しかし、自分が一番大切にすべきものは簡単に犠牲にしてはいけない。」と語っているのです。

社会人である私たちに当てはめますと、「生きて行く為に仕事をする必要がある。割り切りの心を持って真剣に取り組むべきだ。しかし、人生は仕事をする為だけにあるんゃないのだから、自分にとって一番大切なものまで犠牲にすべきじゃない。」となります。

仕事こそが人生そのものだと考える人もいるだろうけど、心に描く人生の目的に当てはまらないこともやらなきゃならない。仕事は生きて行く為の手段であると割り切ってしまったほうが楽です。すべてを犠牲にして仕事に打ち込む姿は尊いものですが、自分にとって一番大切なものまで手放してしまうのは結果として間違いであることが多いようです。

ちょっと風変わりなビジョンが見えます。上空に舞い上がろうとする人の身体が重くて思うように浮かび上がれない。じりじりと低下し水中に沈んでいきます。すべてを諦め水底まで沈んでしばらくの時間が経過。水底の堆積土が発酵し大きな気泡を伴うガスが発生し、この人と共に水上まで浮かび上がる光景です。

ここで語られているのは、いくら空に向かって浮かび上がりたいと願っても鳥のように羽があるわけでは無いんだから、引力が働いている環境では、思いはままならないということ。しかし、力尽きて湖に落下し、沈むところまで沈んだ後は、湖底で発生するガス、つまり予期しなかった背を押してくれるきっかけに遭遇し、身体全体には浮力が働き、別にジタバタしなくても水面に向かって一気に浮上することになるという自然の流れです。

二つの分かれ道が見えます。無難な方を選ぶのか、それともリスクを覚悟で冒険をしてみるのかを迷う所です。少し違った見方をすれば自分らしさを大切にした選択をするか、自分の殻を破る為、あえていつもの自分を超えたチャレンジに賭けてみるかの選択です。

あなたならどちらを選びますか？どういう状況の中で、どういう選択をする場面なのか、実際にその状況に出くわさないと分からないでしょうね。しかし多くの人は最終的に無難に進める道を選ぶことになります。無理してまでリスクを背負いたくないという安全志向が働くからです。

欲望に駆られ無謀な選択をすることがあります。「しみったれた現実から脱出できるかもしれない！よーし、やってやろうじゃないか」とファイトが湧きます。しかし、行動を起こす直前になって訳も無く不安になり足が止まってしまうことがあります。世間でよくいう「虫の知らせ」です。こういう時は自分のハートの反応を信じ、行動を断念した方がいい。

誤解の無いようにお話ししますが、欲望に駆られて選択をしたことが必ずしも誤りではないのです。見事に的を得た流れに進み行き、目標を達成出来ることだっていくらでもありますからね。むしろ、若い皆さんに何一つ欲望が無いほうが不自然だし心配です。

欲望が冷静な判断を狂わせるってこともあるでしょう。しかし、冷静な判断は常に正しいのかというと、そうとも言い切れないのです。世間を見渡すと、頭のいい人が冷静に判断したのに最低の選択をして道を誤りドツボにはまり込んでしまったみたいな事例も数多くあります。

いくら考えたって100％正しい答えなど導き出せないのです。大切な場面で迷いが発生したなら、虫の知らせのような予知能力をベースにしたハートセンサーのサインを確認することがおススメです。

11月9日に「明日香天翔のハートをレベルアップし、行動力と魅力をアップするワークショップ」が大阪で開催されることになりました。会場は天満橋のエル・おおさかです。

もしも、自分のハートの機能が低下していることに気付いたならショックを受けると思いますか？いいえ、少しも気にする必要はありません。実は全くその逆なんです。問題点が特定できたということですから、この先はそのポイントに目を向け集中して改善すればいいだけだからです。

今回のワークショップは日常生活の中では見逃しがちな「ハートのエネルギー」に着目し、問題点を改善し、機能のレベルアップを行います。

ハートの状態が改善されレベルアップしたなら実現する変化は以下の通りです

1.ハートから発信されるエネルギーが輝き出し、目に見えない魅力があなたに加わることになる。

2.全身の代謝の働きが活性化し、気力と体力が身体に満ちる

３.思考パターンがポジティブに変化し始め、毎日を行動的に振舞うことができる

こたつ布団の法則という言葉があります。寒い時期に使用するホームこたつ。4人が同時に利用できるし、足を突っ込むと温かくて快適です。このホームこたつで使用するこたつ布団は毎日使用しますから、日が経つごとに当然薄汚れて黒ずんできますし、食べこぼしなどがある場合はシミがつくこともあります。

でも毎日使っていると、そのこたつ布団の汚れに慣れてしまって、ほとんど気にならなくなるんです。家族みんなが汚れてシミのついた布団を見ても「こんなものだろ」と思っている。しかし、その家にある日突然お客さんが来た時にこたつへ案内した時、誰もが「お〜っと！汚いこたつ布団だなぁ・・。」と感じてしまう。初めて目に映る他所の家のこたつ布団の汚れが隅々までリアルに見えてしまうからです。

新鮮な目には汚れは汚れだと正直に見えてしまう訳で、ごまかしは効かないのです。こたつ布団の汚れに気づかず平気で暮らしているのは自分と家族だけというちょっと残念な結果になります。

ハートの汚れやくすみ、そして胸を通過する気の流れの悪さについても同様なんです。きれいな状態だったハートのエネルギーも放置している内に汚れたりくすんだり、気の流れが悪くなってしまう。知らず知らずの内に進行しますから本人はすぐに気づかないことが多いのです。

ハートがくすんだり閉ざされたりして胸部を通過する気の流れが悪くなってしまいますと・・・。

1、ハートから発信されるエネルギーが低下するだけでなく、ハートに流れ込むエネルギーも滞る為、人を遠ざけたり誤解を与えてしまったりすることが起こる

2、全身の代謝の働きが鈍くなり、気力や体力も低下しがち

3、リーディングやヒーリングの能力を発揮したいのに、いくら練習しても成果が伴わない

4、思考パターンがネガティブに陥りやすく、毎日を明るく行動的に振舞うことが困難なことが多い

冒頭で紹介しました「こたつ布団の法則」を解消し、来客にも気も持ちよく過ごしてもらうには、直ちに汚れたこたつ布団をクリーニングに出して汚れを落とし切ることに尽きます。きれいになって帰ってきたこたつ布団を見たなら、「ああ、気持ちいい。最初はこんなにきれいだったんだ」と驚くことになるはずです。そして今度こそ小まめにメンテナンスを心がけ、常にきれいな状態を保つ習慣を身に付けることです。

ハートも同じですよ。問答無用で一旦きれいにクリーンアップしてしまうこと。そしてその快適さを心に刻み、その後も小まめに自分でハートや全身の浄化を行うことです。

「えー、そんなん邪魔くさいわ」と思いましたか？気持ちはわかるけど、それでは暑い夏なのにお風呂に入るのが邪魔くさいから入らないで過ごすと言ってるのと同じ。ハートをフレッシュに保つことは人に良く見せる為だけでなく、本人である自分が気持ちよくて快適なんです。

10月5日（土）と6日（日）に東京で、10月26日（土）と27日（日）には大阪で「明日香天翔の対面個人セッション」が開催されることになりました。対面リーディングを行った後、ご希望の方には、ハートの浄化と身体全体のエネルギーのバランス調整をお引き受けします。日々の浄化を自分自身で行いたい人には簡単な浄化法をお伝えし、その場で体験していただくことも出来ます。

占いを希望する人に、11枚あるカードをよく混ぜて、その中から1枚のカードを引いもらいます。そこで「鼻のカード」を引いたとしたなら、今一番大切なテーマがスピリチュアルな能力に関わりがあるということになります。

そしてカードは占い師に対して「私の鼻の奥のレゾナンスはどういう状態ですか？」「私のハートはアクティブに機能していますか？」「私の左半身の気の流れはどうなっていますか？エネルギーの流れが滞ったりしていませんか？」と次々に尋ねてきます。鼻だけでなくハートや左半身もスピリチュアルなテーマに深くかかわっているからです。

ここで一先ずカードをテーブルの上に置き、クライアントさんの身体の「鼻、胸、左半身」のエネルギーを直接リーディングします。リーディングと言ったってバイブレーションの状態を手のひらで感じてみるとか、軽く気のエネルギーを送ってみて、すんなりと通り抜けるかどうかを確認するといった簡単なチェックをするだけなのでそれほど難しいことではありません。

自分がハートを閉ざしていることに気付かなくても周りの人たちは敏感に気づくというお話を何度か書きましたが、全員が同じではなく、中には、ハートを閉ざしていることに気づかれることのない場合もあります。

ハートは閉ざしているんだけど、割り切って人付き合いの出来る人たちです。形の上では人とうまくやって行けるが、心の奥底には人間嫌いの傾向があり、本当の意味で他人と心が通い合うことはありません。

そうした人たちの胸のあたりに軽く気のエネルギーを送ってみた時に、背中にかけてすんなりと通りにくいという特徴があります。その中の多くの人が、左足の裏から頭上にかけての気の流れが滞りがちであり、本来持ち合わせているはずの受容性の働きが低下し働きにくくなっていることがわかります。今まで何度も恋愛経験があるけれど、どういう訳か長続きしなかったという人はこのタイプの人である可能性があります。

それが個性だとか自分の運命なんだと思って、そのまま生きて行っても構いません。でもせっかく神様から与えられた一度きりの人生なんだから、簡単に諦めたくないし、何とかしたいと考えるのが人情です。まずは今を変えることです。

知らず知らずの内に閉ざしてしまったハートのエネルギーが再びスムーズに流れ始めるように、少しずつでいいから今の生き方や考え方を変える努力をしましょう。何だかまどろっこしい気がするだろうけど、継続は力なんです。また、今の自分の状況を確認しながら、自分で行うエネルギー浄化法にチャレンジしてみるのも効果的です。

見た目に意識を向けるよりも、ひょっとして知らず知らずの内に閉ざしてしまっているかもしれないハートの状態に気付くべきなんです。もしそのことに気付いていないのが自分だけだとしたならあまりにも悲しい。笑い事では済まされません。

ハートを閉ざしているというのは「私はハートに壁を作ってあなたを拒絶しています」という無言のメッセージ。その雰囲気は一般の人でも敏感に感じ取りますし、否定のしようがないのです。ハートを閉ざしている人に対して近付くのを止め、後退して距離を置くことになるのが自然の流れです。

ハートを開いてスッキリさせるには、知らず知らずの内に自分がハートを閉ざしてしまった原因を見つけ出し、一つずつ取り除くこと。しかし、長年かかって複数の原因が複雑に絡み合っている場合はなかなか厄介です。だからと言って何もせず放置しておくのは良くない。一日一回でいいから、ゆったりとした深呼吸を応用し、体内の不要なエネルギーが身体の外に流れ出すイメージ呼吸を継続して行ってみてください。

あと一歩踏み込み、自分のハートや身体全体のエネルギーの流れがどうなっているのか客観的な視点から確認してみたい人は10月に東京と大阪で開催される明日香天翔の対面個人セッションが役に立ちます。

ご希望の方には、ハートの浄化と身体全体のエネルギーのバランス調整をお引き受けすることが可能です。遠慮なくリクエストしてください。セッションが終了しましたら、エネルギーの滞りが解消され全身に気が流れる感覚を自分自身の体感で確認することが出来るようになります。

心が決まるその時を前後して、左斜め前あたりから一人の人影が現れる暗示が浮かび上がっています。この人物が大切なカギを握っている可能性があります。うっかり見逃してしまうことの無いよう注意してください。焦らずゆったりとした気持ちで今を乗り越えましょう。

10月5日（土）と6日（日）に東京で、10月26日（土）と27日（日）には大阪で「明日香天翔の対面個人セッション」が開催されることになりました。

何を大切にして、どう生きて行くのかは時の流れと共に、また、年齢と共に移り変わります。大きな流れに沿って進み行くのが順当ですが、時には思い切って自分を取り巻く流れから離れ、独自の方向性を模索すべき時もあります。どうぞこの機会に客観的な視線から見る、あなたの人生の流れを確認してください。