明日香天翔の気脈診

普通は考えてから行動することが多いですが、今朝の気脈メッセージは「まず行動してから考えよ」と語りかけてきます。行動が先なんです。考えるのはその後！ああでもないこうでもないと考え込んでいてはチャンスを逃してしまうことになります。

私たちの感性の働きが常に絶対ではありません。ぼんやりと明後日の方向を見つめていて思考内容が的を得なかったりスピーディーな判断が出来ないでいることもあります。

「まず行動してから考えよ」・・・自分を信じ強く惹かれる方向に進んでみましょう。そこで思いがけない気づきや発見があるのです。

まず行動することによって「おーい、こっちだよ」と進み行く先を指さし、ぼんやり違う方向を見ている感性の働きに、きちんと正しい方向に目を向けさせることが出来るのです。

If you run after two hares, you will catch neither.（二兎を追う者は一兎をも得ず）
He that hunts two hares loses both.（二兎を追う者は両方を失う）

欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗することの例えです。万国共通なんですね。

しかし今朝の気脈メッセージでは「二兎それぞれに捨てがたい価値がある」と語られています。だから二股をかけよとまでは語られていませんが、現実問題として二兎を上手く仕留めることが出来る人は、二兎とも手に入れることが出来るわけです。

「一兎に絞り込んで全力で追うも何も得られず」という残念なケースも存在します。しかし一兎に絞り込まなかったおかげで、残りの一兎を捕まえることが出来たというケースもあるのです。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」まさに正論だと思われます。「二兎を追うものが二兎とも得る」なんて発想は虫が良すぎると思った人もいたことでしょう。

心が惹かれる方向に目を向けましょう。心惹かれる方向にあるものが正しいものなのか、そして確実に自分にメリットをもたらすものであるかどうかをまずきちんと確認してからだと思う慎重な人もいるだろうけど、そんなの実際に蓋を開けてみてからじゃないと分からないのです。

今朝の気脈メッセージは、最初は自分の意識が斜め前方に向かっていたにも関わらず、やがてテレビのチャンネルが突然切り替わるかのように、パチンと斜め方向から真っすぐ正面方向へとビジョンが切り替わることになると語りかけてきます。

今朝のメッセージは「時には心の向くままによそ見することも大切だよ」とも語っています。よそ見は所詮よそ見に過ぎないかもしれない。でもしっかりとよそ見することで視界が変化し、今までさほど意識することのなかった（自分にとっての）正しい方向が明るくクリアになるらしい。

一時的に何かに心を奪われることがあってもそれは永遠ではありません。やがて自分にとって正しい方向へと意識は向かうことになるのです。だからそんなに心配しなくたっていいし深刻になる必要もありません。

今朝の大切なキーワードは「引く」です。身体を引き気味にするという意味もありますが、どちらかというと急速に気持ちが冷め、今まで浮かれていた思いも一気に薄れ我に返る状況を示しています。

私たちは無意識の内に人やモノや出来事を過大評価してしまうことがあります。一目見ただけでまだよく知りもしないのに「すごい！」と決めつけてしまう。本当にすごいのではなく、すごいと信じたかっただけかもしれません。

恋愛でもよくあるじゃないですか。相手のことをまだよく知らないのに気持ちだけが舞い上がってしまい「運命の相手だ」などと思ってしまうケース。周りから「そんなの妄想だよ」と言われても聞く耳を持ちません。

些細なことがきっかけで一瞬にして目が覚める時が訪れようとしています。「あれ、どうしたんだろう。夢でも見ていたのかしら」と言った感じです。

最初の内はきっと何とかなるだろうと思うんだうけど事態は想像以上に深刻。やがてどうにもならないことに気づきます。いままで大きな挫折など経験が無かったわけですから、為すすべもなくただ狼狽するばかりです。

それに対して数えきれない失敗や挫折を繰り返してきた人は、今までの体験と学びを通していざという時の対処の仕方を知っているのです。古い知人が言っていた言葉が今も心に残っています。

『ワシは今まで繰り返し失敗をしてしんどい思いや辛い体験をしてきたで。おかげさんで、もう少々のことではビクともせんようになってしもた。今でも懲りんと失敗をしでかすことがある。そやけど「なんや、この程度かいな」と思うてしまう。そら失敗は痛いけど、昔にもっともっとしんどい体験をして、それを乗り越えてきたことを思い出すと、目の前に起こってることなんて屁ぇみたいなもんやねん。』


間違えたり失敗することは心地よいものではありません。しかしそこで学んだ知恵はしっかりと心に刻まれ先になってから大いに役に立つのです。

失敗や挫折を繰り返し自分で自分が嫌になっている人もいることでしょう。でもそのしんどかった体験が未来の自分を救ってくれることになるのなら見方は変わるはずです。

やるべきことはきちんとやるが、やらなくていいことには極力関わらないというクールな線引きをしている人に「やがて分岐点に遭遇する」という暗示が表れています。

Aを選ぶのかそれともBを選ぶのかという選択の場面。まだ答えが決まってもいないのに笑顔でいる穏やかな様子がうかがえます。むしろ二つの可能性があるということに喜びや満足を感じているのでしょう。

「どちらを選べばいいんだろう」といった迷いや悲壮感が一切存在しないのが特徴です。もし迷いが起こったとしても迷ってること自体が楽しいに違いありません。

二つから一つを選ぶという同一の場面に遭遇した場合も、心の持ち方によって大きく状況が異なります。必死の形相で「あー、どちらを選ぶべきなんだろう？」と言ってる人には深刻さと悲壮感があふれていて、もしも他人がうっかりと「好きにすれば？」などと言ったものなら恐い顔をして怒られそうです。

笑顔で「さあ、どちらを選ぼうかな？」と言っている人にはホッとするような軽やかさを感じます。他人からすればどちらを選ぼうとも知ったことではないのですが、思わず温かく見守ってあげたいという気持ちになります。

人間関係に行き詰まりを感じ、開き直って本音をさらけ出してしまったところ逆効果になって「しまった・・・。」とがっくり肩を落とす人の姿を感じます。

何の落ち度もないし誰にも恥じることのないクリーンな状態だと思っていた自分の本心。しかしどうやら相手の目には「薄汚れた奴だ」と映ってしまったようです。

心の中を誤解されてしまったのでしょうか。それとも自分では全く気づかなかったダークな部分が潜んでいたのでしょうか。答えはわかりません。

本音をさらけ出すことが悪いわけではありません。しかしどう判断するのかは相手であり、相手の受け取り方次第なんです。本音をさらけ出すことで人間関係が好転する場合もあるでしょうけど、全くその逆もあります。

今朝の気脈メッセージは「そこで立ち止まらずもう一段階奥へと進んでごらん」です。

「がんばってここまで進んできたのだからもうこの辺ででいいかな」と思うことがあります。きっと多くの場合そう思いたいはず。私だって同じです。

でもそれでは並みの結果しか得られません。どうせやるなら徹底してやりましょう。「もうこの辺でいいかな」と思ったポイントから更に一段階奥へ進むことが出来るはずです。是非とも進むべきなのです。

恋愛にも当てはまります。「この人だ！」と思ったなら手抜きなどしないでもっと本気で取り組むべきです。あなたの切なる思いがあと一歩相手のハートの奥へと浸透していく必要があるのです。

念入りに情報を収集し、すかさず行動を決定する前向きな人の姿を感じます。「よし、これだ！」と進み行こうとしますが目に見えない壁に遮られるかのように前へ進むことが出来ません。

急速に体力が尽きてしまうほどの壁に遮られたなら焦って進もうとあがくことは得策ではありません。エネルギーを消耗してしまうだけではなく、想定しなかった落とし穴が待っている可能性があります。

今朝の気脈メッセージは「行き詰まるのは、まだ何か足りないものがあるからだ」と語っています。情報収集もして、もう十分だと判断し行動することを決めたにも関わらずなぜか行き詰まってしまう予想外の場面。大切な何かが足りなかったのかもしれません。

何だかちょっと回りくどい言い回しです。もっとストレートに表現するなら「あれこれと考えるのは止めにして、目の前の行動に専念すべきだ」とか「ぐちゃぐちゃ言ってないでやるべきことだけに集中せよ」となります。

その結果、一本の細い道が明るくライトアップされることになり一番大切な行動ポイントが明確になるらしい。そうなりますと行動エネルギーだってその大切なポイントにより的を絞って集中させることが出来ます。これだって一つの「シェイプアップ」になりますよね。

的を得たスタンスを取ることで、最も大切なポイントに気づき、最も有効に力を結集させることが出来るのです。今朝のメッセージが少しでもハートまで届いた人はぜひトライしてみてください。私も頑張ります。

目的を持ち一つの方向に向かって一心不乱に進んでいる人の姿を感じます。しかしふとしたタイミングで進行方向とは別の角度に目が向くことになる。そこで魅力的な存在に気づき心惹かれることになるのです。（※魅力的な存在が人なのかモノなのか形のないものなのかは不明です）


私たちは人が何かに集中している時はわき目もふらずに進み行くことが正しいと信じています。しかし人には心があるのです。人は与えられたプログラム通りに動き続ける無表情なロボットなんかじゃない。魅力あるものとの出会いがあり、たとえ短い時間であってもハートがときめいている瞬間があるということが大切なのです。

昨日は「行動するときは行動に専念し、考える時は考えることに専念する」というお話を書いたばかりなんですが、今朝は異なった視点からのメッセージが語られています。

今朝の気脈メッセージは「あなたの行動力に生命力（＝智恵）を吹き込みなさい。新たな二つの道が開ける」とのことです。

やるべきことや定められたことを日々淡々と実行していくライフスタイルの中で、急速に流れが変わる今を上手く生き抜くには新しい行動プログラムを追加し各自の行動システム全体が社会や世の中の流れに適応できるようにバージョンアップされる必要があるのです。

簡単に言うなら、タイムリーにあなたの閃きや智恵が行動エネルギーにインプットされることによって古い行動パターンから脱却すべきだという意味です。

その為には宇宙の真理を受け止めなさいみたいな大それたことを言ってるのではなく、日常生活の中であなたのハートに共鳴する情報をしっかりと受け止め受け入れるだけでいいのです。

詳しくは書きませんが、その後のインストールは眠っている間に自動的に行われるらしい。これは楽ですね。就寝時は全てから解放されゆっくに眠っていればいいのですから。

「あなたの行動力に生命力（＝智恵）を吹き込みなさい」・・・大切なのはハートを閉ざすことなく受信モードにしておくことです。

「別にハートを閉ざしているつもりは無いし、たいてい受信モードになっているはずなんだけど」と思っている人もいるだろうけど、自分のハートが目に見えないベールで被われていた場合は大切なバイブレーションと共鳴することができず遮断されたままなのです。