2009年12月
「人の為と書いて偽りと読む。」という古人の言葉が残っています。多くの場合人は自分は正しいと考えているものです。でもある日、ふとした拍子に、自分の生き方を振り返り、人の為だと自分自身に言い聞かせながら、ひょっとして自分は偽りの時間を生き続けているのではないだろうかなどと思ったことはありませんか?
私は今までの人生の中で何度かありましたね。そして心の底から「これは違う。」と気づいたなら、もう次の日から、心と体から力が抜けて腑抜けになってしまいました。鈴木清一さん(故人)の言葉からは幾度と無く勇気を貰いました。「一日一日と今日こそは、(あなたの人生が)私の人生が新しく始まるスタートです。」
「そうだ。今日からが新しい人生のスタートなのだ。」と心を入れ替えると、過去は切り捨てて何でも出来るような気がします。これは違うぞと思いながら心を痛めうつむいて生きるより、貧しくてもいいから胸張って生きるほうが何倍も素敵です。何度ずっこけても失敗しても良いのです。今、胸を張って生きているのなら、繰り返してきた過去の失敗だって人生の勲章なのだと思いますよ。
人から質問を受けた時に、その質問が漠然としたものだったら、どういう風に答えたらよいのか返答に困る時があります。しかし、的を絞った質問なら答えやすい。例えば「Aさんについて答えてごらん。」みたいな漠然とした質問には何処の部分をどう答えようか迷うけど、「Aさんは、虫歯の治療の為に歯医者に行くべきか?」みたいな具体的に的を絞った問いには答えやすいものです。
内気でなかなか自分から口を開かないタイプの人に「あなたの意見を語ってください。」と言ったってうつむいたまま黙っているだけで答えは返ってきません。答えやすいように質問の仕方を変えなくてはなりません。まずはイエス・ノーで答えることの出来る質問をする。「最近、映画をごらんになりましたか?」みたいな。その後、徐々に映画の内容について根気よく質問して行きますと、思いがけない意見を聞くこともできます。
自分のハイセルフから答えを受け取りたい場合も、「私は自分がどうすればいいのか何もわかりません。何でもいいからメッセージを語ってください。」ではなく、出来る限り具体的な問いかけをする必要があります。「私は、心に描いている新しいチャレンジを直ちに明日から開始すべきでしょうか?」といった明確な質問を心に描きます。
気脈診のワークショップで気のエネルギーを感じ取る練習をする時、対象によってはなんとなくぼんやりしていて、はっきりとわからないときがあります。それならそれでOKなんですよ。エネルギーがぼんやりしていてはっきりとわからないということを判ったのです。ここで「何もわからない。」「私はダメだ。」などと諦めてはいけません。自分の能力を否定し、ダメ人間の烙印を押して、せっかく開きかけていた心まで閉ざして、そこですべてが終わってしまいます。
もし、調子を崩してしまって、エネルギーが何もわからない状態が続く場合は、自分の中のアンテナのスイッチを簡単モードに切り替えてみる方法があります。受け取った感覚が心地良い感じなのか不快な感じか、または、そのエネルギーを身体ですんなり受け入れることが出来るものか拒絶感があるのか、みたいな二者択一を行うのです。これならきっとうまく行くはず。工夫次第でいくらでも道は開けます。
あるドラマの中で、主人公の女性が、自分の人生が思い通りに行かなくて泣き崩れる若い女性にある童話を語って聞かせました。
昔々、辛いことばかり続いて泣いている少女の前に天使が降り立ちました。天使は少女に魔法の糸巻きを渡してこう言いました。「あなたが苦しくて辛くて、早くこの時間が過ぎ去ればよいと思ったならこの糸巻きを巻いてごらんなさい。糸を巻くたびにあっと言う間に時間が過ぎ去っていくから。」
少女は辛くなるたびに、この魔法の糸巻きを巻き続けました。そして1週間が過ぎた頃、この少女はヨボヨボの老婆になっていました。
時間を早く進めることで、今の苦しみからは逃れることが出来るのだろうけど、その先に待っているのは新しい苦しみ。人生は苦しいことの連続であって、もしそれを忌まわしいものだと決め付け早送りばっかりしていると、気がつくと何も得ないままにお婆さんになってしまっているよといった意味でしょうか。
主人公の女性は、この童話を語った後、言葉を続けました。「目の前の苦しみだってあなたにとってはかけがえの無い人生の一部なの。そのかけがえのない大事な時間を大切に生きなきゃ。」
主人公の女性に座布団3枚。
いくら考えてもどうしても答えの出なかった問題を寝る前に「答えが見つかって何もかもうまく解決できますように。」と心に強く祈ったり念じたりて寝ると、夢で答えが現れたとか、朝になって突然答えにたどり着いたという話を今まで複数の人から聞きました。
市販の願望実現のソフトの中にも寝る前の自己暗示の重要性が説かれています。寝る前に、自分が実現したい未来の状況を明確に映像化して心に焼き付けてから寝る習慣をつけると、その内容が実現する可能性が飛躍的に高まるらしい。同様の理論については、確か右脳教育の七田さんも著書の中で書いておられたと思います。なぜそうしたことが起こるのかの説明は推測や仮説に過ぎないかもしれないけど、挑戦してみる価値は有ると考えます。
考えても考えても答えが出ない時、考えることを一旦すべて手放し知恵を受け取るといった受動のスタイルに切り替えてみる方法があります。この技法については来年2月の気脈診ワークショップにてもう少し詳しくお伝えしたいと考えています。ゆったりとした呼吸と、心が穏やかに落ち着いている環境が必要です。「でも、受け取るってどこの誰から?」と思うでしょ。気脈診では他でもない自分自身のハイセルフから受け取ります。
私の場合、ラグビーボールみたいなドーム型にふさがった自分の頭の中の脳みそのイメージを誰もが知っているある日用品の形のイメージに切り替えます。これだけでは参考にならないかも知れませんが、ぜひ自分に合ったスタイルで果敢に挑戦してみてください。
ワークショップの時、皆さんと一緒によく行うのですが、吐く息と共に足の裏から地中に向けてスーッとエネルギーを流し出すイメージを行いますと、本当に体内に滞留していたエネルギーは、床の下にどっと流れ出ます。そんなことしたらエネルギーが抜け出て損すると思いますか?いえ、何も変わりません。
体内のエネルギーが下半身を通過し足の下へ流れ出る時には上半身には吸引力が発生していて、その気になればいくらでも新鮮なエネルギーを上空から補給できるのです。
献血するのは怖いですか?大丈夫ですよ。すぐさま新しく新鮮な血液が体内で作り出され、全身をめぐることになります。一気に新しい血液が作り出されると成分的にバランスの悪い血液がより標準に近づくことになるので健康に良いという話も聞いたことがあります。
人にプレゼントするのが好きですか?外出先で困っている人を見かけたとき声をかけますか?人から奪わるのは許せないですか?しかめっ面して差し出したものも、笑顔で手放したものも、いつかは形を変えて予想もしないタイミングで戻ってくるような気がします。だったら笑顔で手放したほうが良いのじゃないのかな。全ては循環してグルグル回っていて、損も徳もありません。私たちは循環の中に生きているのだから、無理にこうした流れを遮ってはならないのでしょうね。
キャンペーンに先駆けて製作していたもう一つのペインティドグラスが完成しましたのでご紹介します。関東地方にお住まいのMさんのエネルギーから受け取った「未来からの伝言」です。サイズは15×16.5cm
Mさんへお届けするメッセージは以下の通りです。
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Mさんの未来には変身の暗示が浮かび上がっています。今まで周りが知らなかったあなたの隠れた魅力や能力を一気に表へと現わすチャンスです。その選択のキーはあなたが握っています。
複数の可能性または大切な気付きが同時に出現することになりますが、無理に一つに絞り込まねばならないといったことはありません。それらをグループにしてひとまとめにして受け止めるといった方法があります。
一つの道の選択が眠っていた4つの・・・を呼び起こし、2つ目の道が現われることになるでしょう。・・・については前もって知る事が出来ず、その時が来て初めてご自分で確認することになるでしょう。
私たちの身の回りに起こることには全て意味があります。以前撒いた種が実を結び刈り取るといった体験や、あえて学びのために起こる痛みを伴う体験。しかし、なぜわざわざ痛みを伴ってまで学ばなければならないのかと思いますが、痛みを伴って初めて学ぶことが出来るのだと考えたほうが良いでしょう。残念ながら、多くの場合、そうした内容については痛みを伴わなければ学べないのです。
では、痛みを伴った体験をしたにもかかわらず、学べなかったと言う時はどうなるかと言いますと、ちゃんと学ぶまで痛みを伴う体験が繰り返されることになります。これでもかこれでもかといった繰り返しの連続。しかも、その痛みがさらにスケールアップすることがあります。いつまでも耐え忍ぶのが美徳ではありません。それはカッコつけてるだけですよ。出来るだけ早く大切な事に気付いて乗り越えないとね。
痛みを伴う学びをパスしたい場合、痛みの予告編の場面でそのストーリーに気付いて、いち早く学び終えてしまうことです。だったら、もう学ぶ必要は無くなりますから、その後に起こる予定だったアクシデントの体験を回避することが出来ます。「もうすでにしっかり学んだはずなのに、なかなか現状から抜け出せない。」という場合は、まだ大切なポイントに気付いていないのです。
気付く、受け入れる、感謝するの3点セットはこうした場面でも大活躍します。中でも大切なのは簡単そうで難しい「気付く」という動作です。静かに呼吸を繰り返しながら、常に今の自分に気付いているという生き方は大切なひらめきをもたらすことでしょう。
気脈診の基本動作の中に「自分に気付く」というテーマがあります。周りのことや目の前の相手に気付くことと同時に自分の内側に起こる微妙な変化に気付くことを習慣づけることです。気脈診ワークショップではこうした基本動作を身に付ける為のコツをお伝えし、繰り返し練習することに力を入れています。自分が暴風雨の真っ只中に居ては正しくエネルギーを診るなんてことは出来ません。まずは心穏やかにしっかりとした足場の上に立つことです。
武士が相手と戦う場面では緊張感と共に、皮膚の筋肉が一斉にギュッと引き締まります。この時、皮膚の血管も強く収縮を起こし、もし相手に刀で切りつけられても出血が少なくなるように準備が整えられているのだと言われています。空手をする人だって気合と共に筋肉が岩のようにカチカチになりますから、同じなのかもしれません。
気脈診の呼吸は腹式呼吸。息をおへその辺りまで吸い込むイメージをした後と全ての息を吐き出した後、それぞれ意識的に一瞬ピタリと止めます。(2秒〜10秒)するとこの時、内臓は緊張状態となりますが、脳内の血管は一斉に広がり、沢山の血液を身体に送ろうモードになります。気の循環が高まり滞っていたものを排出する準備も整います。
人の体って、こうした不思議な変化が自動的に起こるようにうまく出来ています。全身に満遍なく酸素と気のエネルギーが循環し、脳波がα波になったならチャンス到来。今、まさに体内スイッチがONになろうとする瞬間です。現実からスーッと遠ざかるような夢気分になるこの環境の中で、五感で受け止める感覚に全神経を集中しつくした時、いつもとは異なる何かが起こります。これはあまり深く考えずに頭を空っぽにして、いきなりぶっつけ本番でやってみるのが手っ取り早い。無理に頭で理解しようとすると失敗します。頭はうまく使うと便利なんだけど、時々ゴチャゴチャと邪魔ばかりする厄介者に成り下がります。
自分の近未来の状況を予測するのに胸の感覚を利用するといった話を何度か書きました。目の前にいる人の未来は違った方法で感じ取ります。身体を取り巻くエネルギーの振動が語る「未来からの伝言」。来年2月に東京で開催されるの気脈診ワークショップでは、このテーマと技法についてお話ししようと考えています。
「Painted glass 未来からの伝言」 キャンペーン(8セット限定)お申し込み受付が終了しました。今回のご案内は作品サイズ15×16.5cmのものでしたから、大急ぎで同サイズの作品を作成していましたが、思っていたより時間がかかり間に合いませんでした。ようやく今朝出来上がりましたので紹介させていただきます。以前ご紹介しましたヒーラーの岡本さんのエネルギーを描いたペイティドグラスはサイズが4倍ほど大きいものです。お申し込みくださったみなさまには心からお礼申し上げますと共に、念のため今一度完成サイズをご確認ください。
先行して作成したYさんの「未来からの伝言」 15×16.5cm
ペインティドグラスとはガラスに直接透明絵具で着色したエネルギーアートです。一点ずつお客様のエネルギーを読み取り個別に製作しますので、すべて図柄は違います。ステンドガラス風の図柄は室内の光に反射し独特の風合いに輝きます。お部屋の壁や玄関にそのまま吊るし飾っていただくことが出来ます。
ある法事に参加したとき、お坊さんから転生についてのお話がありました。人が生まれる事を「生有」、生まれてから死ぬまでの間を「本有」、人が死ぬ事を「死有」、死んでから次の生に向かうまでの間を「中有」(中陰)と言い、死んでから次の生に向かうまでの時間が日数にして四十九日なのだそうです。と言うことは亡くなった人は四十九日すれば次の生へと転生するという説明ですよね。
お坊さんのおっしゃるとおりなら、四十九日経った魂は再び新しい身体に宿り誕生するわけです。だったら、いつまでも悲しみ続ける必要などありません。転生して新しい身体に宿り誕生したなら(多くの場合)複数の人々が集まって笑顔の中で、その新たなる誕生を祝福するはず。「かわいい赤ちゃん。誕生おめでとう。」「清らかなハートを大切に素敵な人生を歩んでね。」なんて言葉が飛び交います。でも、全く同時に、その魂を祭る仏壇の前では前世の家族や知人友人が、全く同じ魂に対して「なぜ死んでしまったの?」と悲しい顔をして手を合わせているというのは、大いにアンバランスな光景です。
親しい人との別れは辛いものです。身体の一部を失ったような空虚で悲しい思いに胸は痛みます。しかしそれは残された私たちの一方的な心の問題に過ぎません。なぜ死んでしまったのかの答えは、どんなに複雑な諸事情が存在した場合に於いても、魂が肉体を離れ次の生へ進む決心をしたからとなります。「毎年お盆には必ず戻ってきてください。」などと祈る(要求する)のも考え物です。成仏するまでは成仏のプロセスに全力投球。そして時が来て転生したのなら、今度は新しい人生を全力で生きるべきです。
また、安らかにお墓の下や仏壇の中に居て下さいという祈りは習慣上美しく聞こえますが、この祈りの内容もどう考えてもおかしい。考えようによっては、成仏するとか次の生への転生に向けて進むよりも、おとなしく自縛霊となっていつまでもこの世に留まってくださいという意味になります。先へ進もうと決意した魂の後ろ髪を引っつかんで無理やり引きとめたり引っ張り戻したりしてどうするのと思いませんか?
個人的には「私たちのことはもう振り返らず、どうぞあなたの意のままに(光に導かれるままに)次の生へとお進みください。」といったお祈りが理にかなっていると思います。死は転生し進化を続ける魂の流れの中でどうしても欠くことのできない旅立ちの場面。その場面だけがどうして忌まわしいことなのでしょう。ひとしきり悲しんだのなら、出来るだけ早くその思いを手放し、祝福と共に暖かく見送りたいと考えるのです。
電話が鳴りそうな気がした直後に呼び出し音が鳴ったとか、かけて来た相手が誰なのかをなぜか最初から知っていたなんて経験はありますか?また、何気ない現象から不思議な気配を感じる時もあります。「あ、きっと・・・で・・・・が起こったんだ。」みたいな。そして確認してみるとピッタリと当たっている。頭で論理的に導き出したのでではなく、いきなりポンと飛び込んでくるといった瞬間に起こる気づきや発見。なぜそうした現象が起こるのかはわかりませんが、これららはひらめきとか第六感と呼ばれる現象だと考えられます。これらが過去の記憶とすり合わせを起こした脳の作用だとか、単なる思い込みとか妄想だったと言う場合もあるでしょう。でも全てがそうとは限りません。
私は、人それぞれに備わっているハイセルフという霊的な領域がエネルギー情報を感知して、頭の受信機アンテナに自動送信して来る臨時お知らせメールみたいな仕組みがあると考えています。このハイセルフという領域にエネルギーコードというオンラインで繋がって、膨大な基本データやバッテリーエネルギーを送信しているのが潜在意識。
既存の書物を調べたところ、潜在意識は、上述のハイセルフに対してローセルフと表現される場合もあります。しかし厄介なことに、このオンラインが人が作り出す固定観念や罪意識などによって頻繁に切断されるらしい。そうなると切断エラーが表示され、ハイセルフのCPUや自動プログラムは孤立してしまい、せっかくの機能を発揮しません。
ハイセルフから無線送信されてくるのが臨時お知らせメール(ひらめきとか第六感)ですが、さび付いた感度の悪い受信機では、うまく受信できないのです。人間の頭は携帯電話みたいに機種変更出来ないので、受信アンテナ部分をきれいに磨いて感度を上げるしか道はありません。たまたま、ハイセルフが機嫌よく送信してきたお知らせメールをタイムリーにうまく受信できた時に、私たちはその情報をひらめきとか第六感として認識するのでしょう。
気脈診のワークショップで行う五感で感じ取りインプットするというワークがデータエネルギーの収集作業であり、そのデータを元に答えを導き出すというのが、ハイセルフから受け取ったお知らせメールを読んでその内容を認識するといった働きに他なりません。ワークショップではこうした一連の流れが潤滑に進む為のコツについてお伝えしています。
こんにちは、明日香天翔です。気脈診とは「気の脈を診る」という意味です。気は目に見えないエネルギーの総称、そして脈というのは繋がりや振動を意味します。
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その日のメッセージはその日一日の為のものだという前提にしておりましたが、公開日より数日経ってから初めてメッセージを読んだ方にもぴったり当てはまったという事例が幾度となく起こっております。
ということで、今朝の気脈メッセージは、明日香天翔が今朝キャッチした最新メッセージであるという風にご理解下さい。もしメッセージの内容が読まれた方のハートに届いた場合は公開日に関係なく参考にしていただければ幸いです
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