明日香天翔の気脈診

最近のブログで「幸せを求めて生きることが必ずしも幸せであるとは言ええない」という内容を書きました。心のどこかで当時の自分の姿を思い出していたのかもしれません。もし今の自分が幸せなら、今の幸せに満足し笑顔で生きて行けばいい訳で、幸せ欠乏症みたいに幸せを求めようとする必要など無いからです。

人生のどん底を体験しますと「何気ない毎日を当たり前に過ごしていた日々が自分にとって本当に幸せだったんだなぁ」と言うことに気付きます。幸せなんて手の届く所に無数にあったにもかかわらず、そのことに全く気付かずに生きて来たことを思い知る日がやって来るのです。

私くらいの歳になって初めて分かるんだけど、幸せを求めがむしゃらになって生きて来た経験も大切。思わぬ人生のどん底に沈んでしまうことになった体験も大切。行き詰まった先で本当の幸せって何なのかを心の底から思い知ることになる経験も大切だったんです。

つまり人生に無駄なことなど何一つ無いし、失敗だって一切存在しないってことです。人生が思うようにならないと失望しふて寝しているのはもったいないですが、もしあなたが夢中になって毎日を完全燃焼して生きているのなら何も言うことはありません。

今朝の気脈メッセージは「無理をせず自然体で乗り越えて行ってごらん」と語っています。



必要以上に相手のことを気遣い、無理をしてまで機嫌を取ってビクビクしながら過ごす場合がありますが、そんな付き合い方をしなきゃ上手くやって行けない相手と毎日顔を合わせ人間関係を継続することが幸せでしょうか？

仕事上ならやむを得ない場合もあるでしょう。しかし一番大切であるべき私生活で偽りの自分を生きなきゃならないのなら直ちに自分の姿勢や生き方を考え直した方がいいでしょう。

無理をせず自然体で乗り越えて行きましょうよ。もしどうしてもそれが叶わないのならキッパリ縁を切って立ち去ってもいいのです。

もしそう思うのなら、あの手この手を駆使して自分の可能性に賭けて頑張ってみたらいいと思います。予想もしなかった成果を得ることが出来るかもしれません。

しかし今朝、目の前に現れたのは、もっと素敵な生き方など全く求めておらず、ただひたすら自分の生きたいように自分を生きるんだと固く決心している人の姿です。

きっと他人から「もっと頑張ったらこうなるよ」と言われたって一向に心は動かないでしょう。「余計なお世話だ」とさえ思ってしまうようです。と言っても、自分の人生がどうでもいいと投げやりになったり諦めたりしている訳じゃなくて心の中には「私はこう生きるんだ！」という不動の信念があるのです。

幸せを求め生きることが必ずしも幸せであるとは言えません。私たちは他人の生きざまを見て「そんな生き方でいいの？」と思ってしまうことがあるけど、それが余計なお世話なんです。

人それぞれに「こう生きるんだ」と言う思いが心の奥深くにあるのです。人生の価値観や幸せの定義などは、それぞれの人生の時の流れと共に常に移り変わる幻影のようなものなのかもしれません。

あたりを見渡し不安そうにしているのはあなたの思考であり、どうすればいいのかが分からず不安が先立ち戸惑っている姿が本当の今の自分だと思っている。

それに対し、この先進み行く方向を自信を持って指さしているのはあなたの霊的な意識であり、全ての流れは予定通りであって、目の前には何の迷いも無いと認識しているのです。

と言うことは、不安と戸惑いを感じ立ち止まっているのはあなたの思考であって、不要な思いを取っ払うことの出来たあなたは、きちんと目指すべき方向に目が向いていて何の心配もないということになります。

もっと自分を信頼しましょう。もっと自分に自信を持ってください。あなたの魂が目指す未来には何の不安も問題も無いのです。

健康に問題は無いんだけど何をするにも面倒くさいと感じてしまう時があります。以前なら根気よく解決できたことに対しても、もう目を向けるのもうんざりしてしまいます。


少々贅沢をしても構わないから美味しいと思えるものを食べ、お風呂に浸かって体を温め、いつもよりゆっくり眠ってください。もし可能ならしばらくの間、何もしなくていい完全休業日にしてしまってはどうでしょう。目が覚めたからってもうジタバタしないんです。

人間って本当に天邪鬼なんです。そんな日々を過ごしていると、今度は無性に何でもいいから何かをやってみたくなる。今まで行けなかった郊外のパワースポットに出かけ新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでみたいと言った思いが心に湧き上がることもあるでしょう。

そうした時は気持ちを切り替え、自分の思いのままやってみたいことに打ち込むのが一番。完全に消えかけていた心の炎が再び燃え始めるきっかけになります。

何だか面倒くさそうなんだけど、多くの場合こういう時って人生の変わり目なんです。日々の忙しさから外れ、自由なひと時の中で「本当は自分はどう生きたいのか」という大切なテーマしっかりとに向かい合うことが出来るのもこうした時なんです。

今までの自分の生き方が間違っていたわけではありません。今までの生き方が土台となり、本来自分の魂が目指していた新しい生き方に移行できるのだとしたならこんな素敵なことは無いのです。

何か大切なことに気付かずやり残していたのかもしれないけど、ひょっとして目に見えない行き止まりの壁のようなものに向かって頭がつっかえてしまっているのかもしれません。

だとするなら、進み方の姿勢を変えてみるとか、進もうとする方向をほんの少し変えてみることをおススメします。ウソのようにスーッと進み行くことが出来る可能性があります。

一つ言えることは、困難に差し掛かった時に神様の答えのような100発100中のパーフェクトな打開策など存在しないということです。自分を信頼し、「これだ！」と思える自分の直観に賭けてみる前向きな姿勢を大切にしましょう。

やれることをやるだけやって、もしも最後まで思うような結果に結びつかなかったとしてもその時はその時なんです。安心してください。きっと笑顔で振り返ることの出来る日がやって来ます。

重い荷物を抱えての旅は動きにくいし直ぐに疲れ果ててしまい、、旅を楽しむという当初の目的は薄れ、ひたすら荷物の重さと移動のしんどさと不自由さとの戦いに終わってしまいます。どうしても必要なものは現地で買うことも出来るんだから、荷物は可能な限り小さくまとめ出来るだけ少ない方がいいのです。

見方によっては私たちの人生も旅そのものです。軽やかに歩んで行く人もいれば、息絶え絶えになってしんどそうな人もいる。私も過去の旅の途中で地面にへたばってしまうほどしんどくなってしまった経験があります。

冷静になってわか身を確認してみると、目に見えない重い荷物をあれもこれもと持ち切れない程抱え込んでいたのです。こうなってしまうと、大事そうに抱え込んできた荷物に何の価値もなくただの邪魔なゴミでしか無いのです。

人生を快適な旅にする為には不要な荷物を片っ端からすべて降ろして身軽になることに尽きます。もしもそれなりの損害を被ることになっても気にしない。未練を断ち切りスッキリ何もかも手放してしまうんです。

一度でもいいから身軽になって思う存分快適さを味わったほうがいい。「ああ、長い間重い荷物を抱えて本当にしんどかったなぁ。」と心の底から実感できた時、自分にとっての本当の幸せは「身軽で自由に振舞えること」であったことに初めて気づくのです。